
私は地元のM銀行のSさんと一緒に回りました。前年10月に転勤してきて、当時一年生だった三男と同じ一年生の男の子がいて、同じクラスで仲良しでした。あと3歳の女の子がいました。
ゴルフが終わって私の車で新年会があるホテルまで移動する中での話です。私と2人だけの移動でしたが、なぜか浮かない顔をしています。以下、共通語に翻訳して・・
「どうしたのSさん?何かあったの?」
「いやー、実は昨日、今日は宮崎市内に泊りと妻に言ったら、何で泊りなの~!帰ってくればいいじゃない!とカンカンにおこられまして・・」
宮崎市内から車で1時間ちょっとかかります。Sさんは笑顔がいい、本当に優しそうな方でした。奥さんも転勤したてで、友達とかもいないし、土日は家族で過ごしたいという思いが強かったのでしょう。銀行マンは残業が多く、ほとんど帰りは10時過ぎでしたから・・。それに商工会青年部なんてお付き合いで会社が入ってる団体ですから。
でも、Sさんはビールが大好きで、家ではあまり飲めないそうなので、今回の新年会をとっても楽しみにしていたのでした。なんせ、ゴルフの昼食時にジョッキ3杯飲んでましたから・・
「ふ~ん、そりゃ何かプレゼント作戦でも考えた方がいいね。」
「え~っ、今月の小遣いはあまり残ってないし、今日の2次会、3次会にもおつきあいしなければと思ってますんで、あまり所持金が・・」
「大丈夫、Sさん、3千円もいらないと思うよ。」
「え~っ、ユーチャンさん、そんなんで妻が喜ぶものがあるんですか?」
「Sさん、将を射んとすれば馬を射よ、だよ。」
「・・・・???」
市内のホテルに着いて、私とSさんはすぐに近くの本屋さんへ向かいました。
「Sさんところのシユウちゃんは一年生だからこれでいいかな。」
と私は前年に三男に買った絵本「そらまめくんのベッド」を指差しました。(写真下)
この絵本は、誰にも自分のベッドを貸さなかったそらまめくんが、ベッドがなくなって(写真下)周りの優しさに気づき、ひとりよがりではだめだなあ、と思う、ちょうど一年生位の子どもさんにはおすすめの絵本なんです。
娘さんにはSさんが自分で選びました。まあ、絵本はどれでもいいんです。要は帰ってからのアクションです。絵本代は2冊で2500円くらいでした。
この絵本は、誰にも自分のベッドを貸さなかったそらまめくんが、ベッドがなくなって(写真下)周りの優しさに気づき、ひとりよがりではだめだなあ、と思う、ちょうど一年生位の子どもさんにはおすすめの絵本なんです。
娘さんにはSさんが自分で選びました。まあ、絵本はどれでもいいんです。要は帰ってからのアクションです。絵本代は2冊で2500円くらいでした。
その夜、Sさんはたらふく飲んで爆睡、翌日私と帰途につきました。社宅の前まで送って、車を降りる時に私はSさんに言いました。
「いいかいSさん、玄関を開けたらすぐ子どもさんを呼ぶんだよ。そして必ず、お土産だよ、お父さんが読んであげるよ、と膝の上に抱っこして読み聞かせしなきゃ駄目だよ。このミッション(任務)が成功するかどうかは、そこが一番のポイントなんだから。じゃ、幸運を祈る!」
「わかりました!」
と言って、彼は社宅の階段を上って行きました。
その夜、Sさんから携帯に電話が入りました。
「ユーチャンさん。うまくいきました。ありがとうございました!」
「ユーチャンさん。うまくいきました。ありがとうございました!」
と嬉しそうな声が聞こえてきました。すぐに読み聞かせに入ったSさんは子どもたちにせがまれて3回くらいづつ読んだそうです。それを見た奥さんは
「よかったね~」
と言うしかありませんよね。
絵本大作戦、見事に成功しました!めでたし、めでたし!
追伸 その後、Sさんが宿泊ゴルフに行ったという話はあまり聞きませんでした。やはり奥さんへの思いやりでしょうか?
Sさんとは転勤するまでの5年間、子ども同士、そして私も本当にお世話になりました。いい















コメントする